EHD and Electrostaic Propulsion Devices (4)
電気流体力学と静電気力による推進装置(4)

EHD推進デバイスの構造について

2016年2月15日

キーワード; 金属の分極、電荷、静電容量、電界、大気イオン密度、弱電離プラズマ
Keyword; EHD, Electrostaic, Propulsion, Charges, Capacitance, Polarization effect in Asymmetrical Metal Structure, Plasma

EHD推進機における構造の改善等について述べる。

(3)で示した推進機の構造や英語論文に掲載している分極電極の構造は、蜘蛛の巣のような単一の2次元構造である。
その2次元構造単一のみでは推進力が弱いので、増力する方法をここでは示している。

図1に分極構造を上と下に配置した推進機を示す。
上下2重分極電極配置型とでもいうべきか。

負極の終端が点電極構造であるとすると、その強力な電界に分極電極が吸引される。
そのような推進機構が上下にある。上下の分極電極ともに強い推進力を発生する。
下側の分極電極は、完全に空気の流れを遮断したとしても十分に働く。


               図1、 EHD推進機1 上下2重型



下記は1段推力発生システムの1例である。


                 図2、 EHD推進機2 1段推進機構